バセドウ病の特徴と傾向
現在、日本では500万人の人が、何らかの甲状腺の病気にかかっていると言われています。「バセドウ病」も甲状腺の病気の一つで、その中で大きな割合を占めています。バセドウ病の患者さんは女性が男性の4〜5倍と多く、また20〜30代の比較的若い人がかかりやすい傾向があります。
バセドウ病特有の症状
《初期症状》
疲れる、脈が速い、動悸がする、イライラする、食欲旺盛なのに体重減少する、などがあります。非常にあいまいな症状のために発見がつい見逃されやすく、ほかの病気とも間違えられやすいです。
《主な症状》
甲状腺腫、つまり首の前部のびまん状(蝶が羽を広げたような形)の腫れ、眼球突出、頻脈(脈が速い)、体重減少、手足のしびれなどがあります。
病気の原因
詳しい原因はまだ解明されていませんが、免疫の異常(自己免疫)によって発症することがわかっています。自己免疫によって自分の甲状腺を刺激する抗体が体内でつくられ、必要以上に甲状腺ホルモンがつくられてしまうのが大きな原因であると、学説的に言われています。遺伝性も大きな因子の一つではないかと考えられています。
バセドウ病の治療法
バセドウ病の治療法は3つあります。
(1) 抗甲状腺薬を服用する薬物療法
(2) 放射性ヨードを服用するアイソトープ治療
(3) 甲状腺を手術でほとんど切り取ってしまう外科的治療
これらは甲状腺ホルモンの過剰な生成と分泌をおさえる治療、つまり対症療法です。バセドウ病には根本的治療法がまだありません。バセドウ病全体のメカニズムは、まだはっきりと解明されていない部分が多いようです。しかし、バセドウ病は寿命に影響する病気ではありません。薬を続けていても甲状腺の機能が正常になっていれば、健康な状態を維持できます。
バセドウ病の皆さんへ
このページはバセドウ病の情報提供をするためにつくりました。あくまでも、知識を得ることができ、バセドウ病に悩む皆さんに少しでも役立ててもらうことが目的ですので、商業色の強いものは極力避けています。このページからリンクした情報が少しでも皆さんの力になれたのならば嬉しいです。ぜひとも、ご覧ください。
参考資料
よくわかる最新医学「甲状腺の病気」バセドウ病、橋本病、甲状腺腫ほか(監修・伊藤病院院長、伊藤公一著、主婦の友社、2002)
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このページは1年次講義「情報リテラシーI」のカリキュラムの中で作成したものです。